不動産売却におけるトラブルとは？事例についてもご紹介！

不動産売却を進めると、さまざまな場面でトラブルに発展する可能性があります。
安心して売却活動を進めたいなら、あらかじめトラブルになる理由や事例などを確認しておくと良いでしょう。
そこで今回は、不動産売却におけるトラブルの事例を、重要事項説明と契約解除、契約不適合責任の3つのタイミングに分けてご紹介します。

不動産売却のトラブル事例①：重要事項説明

重要事項説明とは、不動産売却の際に不動産会社が実施する不動産情報の説明のことです。
重要事項説明の主なトラブル事例としては、敷地境界線が未確定であることを伝え忘れたケースが挙げられます。
売却する不動産と隣の用途地域が異なると、隣地に工場などが建設されて住環境が想定と大きく変わることもあるため、周囲の用途地域も説明しておくことが大切です。
また、高層マンションの建設予定を知っていたにも関わらず、不動産売却の際に説明しない場合も注意しなければなりません。
とくに眺望の良い場所に高層マンションが建つとトラブルに発展しやすいため、知り得た情報は開示するようにしましょう。

▼この記事も読まれています
不動産売却で知っておきたい空き家バンクとは？メリットや流れを解説！

不動産売却のトラブル事例②：契約解除

不動産売却の契約解除については基本的にお金を支払うことにより問題解決を図ります。
しかし、ケースによっては支払い請求が不可能になる契約解除があることも覚えておきましょう。
たとえば、一方的な事情を理由に買主が契約解除を申し出た場合、不動産売却の契約前に買主から受け取った手付金を返却しない手段をとることになります。
一方で住宅ローン審査に落ちたことを理由に買主が契約解除を申し出たケースでは、契約書の記載内容によっては手付金を買主に返さなければなりません。
この場合、売主は手付金を失い、さらには売却活動を再び一から始めなければならず、大きな痛手となります。

▼この記事も読まれています
不動産売却のセカンドオピニオンとは？必要性やおすすめの人について解説

不動産売却のトラブル事例③：契約不適合責任

契約不適合責任は、引渡した不動産が契約内容と異なる状態であった場合、売主に責任が生じるものです。
従来の瑕疵担保責任の代わりとなるのが契約不適合責任です。
今まではトラブル回避のために瑕疵担保免責特約を付けて対応していましたが、もし売主が不動産に生じている問題を知っていながら告げなかった場合、特約は無効になります。
買主から損害賠償を求められるため注意しなければなりません。
契約不適合責任によるトラブルの代表的な事例が、雨漏りやシロアリ被害です。
雨漏りやシロアリ被害の事実を知ったうえで売買契約書に記載しなかった場合、のちに賠償金や補償金の支払いが発生するリスクがあるため気を付けましょう。

▼この記事も読まれています
借地権付きの家を売却する方法とは？売却する際の流れも解説

まとめ

不動産売却においては、重要事項説明や契約解除などさまざまな場面でトラブルが発生しやすいです。
主な事例としては、住宅ローン審査に落ちて契約解除になった場合に手付金を返さなければいけないことなどが挙げられます。
契約不適合責任は賠償責任が問われることもあるため、とくに注意が必要です。
湖南エリアの不動産購入と売却なら株式会社HOUSE GATEにお任せください。
不動産買取や無料売却査定、空き家や空地相談など幅広く提案が可能です。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。