不動産売却における割賦販売とは?メリットや注意点をご紹介

不動産売却における割賦販売とは?メリットや注意点をご紹介

不動産売却時に割賦販売を選択すると、一括支払いではなく分割で代金を支払うことができ、特定の状況下での取引において大きなメリットになるのをご存じでしょうか。
親族間取引や住宅ローンが難しい再構築不可物件の売買において、割賦販売は有効な手段となり得ます。
この記事では、割賦販売の具体例と推奨される利用方法、そしてデメリットやリスクへの対策についてご紹介します。

不動産売却における割賦販売とは

割賦販売は、一括で代金を支払う契約ではなく、分割で物件の代金を支払う契約方法です。
不動産購入では、一般的には金融機関に住宅ローンを申し込み、融資を受けて一括で支払います。
割賦販売は、親族間での取引などで住宅ローンが難しい場合に利用されるケースが多いです。
事情がありローン審査を受けるのが難しい方や、住宅ローン審査がとおりにくい再構築不可物件の購入でも分割払いが利用されます。

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割賦販売で不動産売却するメリットとは

割賦販売は、親族同士での売買で利用する場合にメリットがあります。
親族間で物件を譲渡する場合、譲渡税が課せられることがあります。
また、住宅ローンの審査が通りにくいこともあるため、分割払いでの取引が有効です。
分割払いにすると、買主側にとっても費用負担が抑えられるのが利点です。
住宅ローン審査がとおりにくい再構築不可物件でも売却しやすいため、古く長期間買い手がつかない物件でも売れる可能性があります。
古い賃貸物件で、長い間借主に課している場合は、割賦で借主に売ると家賃と同じように定期的な収入を得られる利点もあります。

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割賦販売で不動産売却するデメリットと対策

割賦販売を利用するには、所有権移転登記のタイミングによって、デメリットがあります。
所有権を移転し、未完済の状態で支払いが滞ると、差し押さえられて代金が回収できず、さらに物件そのものも失う可能性もあります。
そのため、代金が回収できないリスクを踏まえ、双方で話し合って、所有権移転手続きをする時期を決めましょう。
売買契約の際に所有権を移転する場合には、強制執行の公正証書を作成する、抵当権を付けるなど未完済リスクを防ぐ対策が必要です。
また、親族間の取引で、好意で無利息の契約にすると、贈与とみなされ課税されるリスクもあります。
対策としては、無利息ではなく一般的な住宅ローンの利息を付けて契約するのがおすすめです。
取引のトラブルを防止するためには、経験が豊富な不動産会社に仲介を依頼しましょう。

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割賦販売で不動産売却するデメリットと対策

まとめ

割賦販売とは、物件の支払いを分割で支払う不動産の契約方法です。
親族間の取引の他、費用負担が抑えられるため、住宅ローンの申し込みが困難な物件で利用できる利点があります。
売り手が付かない物件や、親族間の取引は、実績や経験豊富な不動産会社に相談して進めるのがおすすめです。
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